- 独立を考えているんだけど、独立できる目安は?
- 怖くて踏み出せないんだけど、実際どうなの?
という不安を抱えていませんか?
この記事では、副業Webライターが独立するメリット・デメリットや、独立の手順、注意点を解説していきます。
私は2020年2月にWebライターとして活動開始、3か月後に挫折した後、2021年7月の大学院在学中にWebライターに復帰しました。独立(退学)したのは、そこから3カ月後の2021年10月でした。
この記事の内容をそのまま実践すれば独立できます。ぜひ参考にしてみてくだささいね。
私がWebライターとして独立した理由
筆者が独立したのは、大学院に通っている頃でした。独立を目指した理由は3つです。
- 人と関わるのが苦手で、このまま就職するのが自分に合わないから。
- 自由な場所で自由な時間に働きたいから。
- 若いうちに自分の可能性にチャレンジしておきたいから。家族や責任が増えたらできないことだから。
筆者は「超がつくほどの人見知り」で、大学生時代の就活では面接の日の朝には必ず熱が出ていました。就活から逃げるように副業に挑戦したのが、Webライターを始めたきっかけです。
3カ月で挫折しますが、大学院に通いながらも「会社員では収入に限界があるな」「いつか独立したいな」という想いは変わることはありませんでした。「若い今のうちしか挑戦できない!」とWebライターに復帰し、本気で独立を目指します。
結果、運よく3カ月目で月収20万円を達成することができ、大学院を辞めて晴れて独立をしました。
Webライターで独立するメリット・デメリットは?
Webライターで独立するメリット
メリット①好きな時間や場所で働ける
好きな時間や場所で働けることが何よりもメリットです。
特に筆者は、低気圧で頭痛が起こる体質ので「雨の日に外に出なくていい」「調子が悪いときは寝てていい」などが地味ですが非常に助かります。
また、「家族の休みに合わせて休んで旅行できる」「旅先でも仕事を進められる」なども個人的に嬉しいポイントです。
メリット②仕事や関わる人を選べる
Webライターとして独立すれば、仕事を選べたり、関わる人を選べたりすることも魅力です。
やりたくない仕事は断ったり、外注したりできるので、ストレスが全く溜まりません。
仕事の量も選べるので、「今月はお金がほしい」という月はパンパンに案件を取ることもできます。
「自分で仕事を選べる」というだけで、能動的に生きている感覚があって好きです。
メリット③会社員の給料を越えられる
独立することで会社員の給料を越えられるのもメリットです。
会社員の給料は、「1年目はこのくらい」「3年目はこのくらい」と、おおよその相場は決まっていますが、独立すれば頑張り次第では余裕で超えられます。
ちなみに、私が月収30万円を達成したときは社会人2年目相当の年齢でしたが、社会人2年目の平均年収は約300万円弱なので、平均的な会社員の給料は超えています。
頑張り次第で収入が上がるのはモチベーションにもなるので、「仕事が嫌だな」という感覚は全くありません。
メリット④Webライター以外の仕事にも挑戦できる
独立してフリーランスになれば、会社員よりも自由な時間が大幅に増えるので、さまざまなことにチャレンジできます。
Webライターでは、ディレクターやライター講師などに挑戦している人も多いですね。
ちなみに、筆者もブログや電子書籍の出版にチャレンジています。今後はYouTubeやInstagramもやってみたいと思っていて、未来が楽しみで仕方ありません。
Webライターで独立するデメリット
デメリット①収入が安定しない
フリーランスはクライアントの都合によって仕事が打ち切られる場合もあり、収入が安定しないことがデメリットです。
そのため、多くのフリーランスが複数の案件を掛け持ちしてリスク分散しています。
それでも、契約が切れるタイミングが重なることもあるため、不安はなかなか拭えません。
デメリット②自分自身を管理しなければならない
独立したフリーランスが最も苦労するのが、「スケジュール管理」「モチベーション管理」「体調管理」など、自分自身の管理です。
フリーランスは自分で自分のスケジュールを管理しなければならず、仕事に穴をあけると信頼を失ってしまうので注意しなければなりません。
筆者は、
「少しヒマになるくらいのスケジュールにして余裕を持たせる」
「叶えたい夢をPCのパスワードにして、常に目標を忘れないようにする」
「とにかく早く寝る。過労はしない。睡眠時間は削らない。」
この3つを意識してフリーランス活動をしています。
デメリット③経理や税金関係も自分で管理しなければならない
独立してフリーランスになると、経理や税金について自分で管理しなければならないのがデメリットです。
とくに税金については、知識がないと損してしまう場合や、正しく申告しないと違法になってしまう場合があります。
独立する際はWebライターのスキルだけでなく、税金についての知識も身に付けるようにしましょう。
デメリット④すべてが自分の責任になる
フリーランスとして独立すると、何かトラブルがあったときはすべて自分で解決しなければなりません。
会社員の場合は会社や上司が責任を取ってくれることもありますが、そういったことがないのがフリーランスです。
フリーランスの先輩や仲間を持っておくと、もしものときに質問できるので安心ですよ。
Webライターが独立するべき目安は?必要な収入は?
Webライターとして独立するべき目安は1つです。「生活費<Webライターの副業収入×2.5」になったときが、独立できるラインでしょう。
副業でWebライターをしている人が独立した場合、単純計算で作業時間は3~4倍になります(もちろん、本業の忙しさなどにもよりますが。)
ただ、3~4倍の仕事がいきなりとれるわけではないので、「副業収入の2.5倍」くらいが1つの目安かなと思います。
そのため、独立する際には収入を増やすのはもちろん、、生活水準を下げたり固定費を減らしたりするのも独立に近づくためのステップです。
また、税金や保険料、もしもの備えのことも考えると、独立後には「生活費×1.5」くらいの収入があると安心ですよ。
Webライターの平均年収が知りたい方は、以下の記事で調査しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Webライターが独立するために必要なスキルは?
Webライターとして独立するために必要なスキルを解説していきます。
社会人としての常識・ビジネスマナー
Webライターはクライアントとやり取りしながら仕事を進めていきます。
特にフリーランスは業務委託で仕事を進めていくため、正社員と違い社会人としての常識やビジネスマナーがないと、すぐに切られてしまいます。
Webライターはスキルや実績も重要ですが、「人柄で採用したい」「気持ちよく仕事できる人と進めたい」というクライアントも多いです。(筆者の体感だと、7~8割が人柄重視な気がします。)
迅速な返信、挨拶、言葉遣い、質問、日ごろの感謝など、独立してからも社会人として当たり前のことを忘れないようにしましょう。
案件を獲得するための営業力
フリーランスになるためには、営業力が必須と言えます。案件を獲得するための営業力がないと、独立してから稼ぎ続けるのは難しいでしょう。
Webライターにとっての営業力は、「めげずに応募する気力」「魅力的な案件を見つける調査力」「自分を高く売るための自信と責任」はの3つが重要です。
また、筆者のように営業が苦手であれば、フリーランスエージェントを利用するのも手です。案件獲得の手段を多く持っておくことが、仕事を安定して保持する秘訣ですよ!
Webライターとしての能力
Webライターとして独立するなら、質の良い記事を書くための「Webライティングスキル」「専門分野の知識」の2つが必要です。
これらがないと、そもそもWebライターとして十分な収入が得られないでしょう。
また、Webの情報は日々更新されるので、独立前も独立後も、Webライティングを学び続ける姿勢も大切です。
Webライターで独立するための3ステップ
独立のために必要な収入とスキルを得る
まずは独立ができるようにWebライターとしての収入を安定させましょう。
スキルを積んだり、営業力を鍛えたり、ブログで実績を積んだりしながら、Webライターとしてスキルアップするのが最初の1歩です。
複数の継続案件を持つことができれば、Webライターの収入も安定してきますよ。
開業届を出す
Webライターとして独立できるだけのスキルと収入を得られれば、独立の準備をしましょう。
といっても、フリーランスになるのは拍子抜けするくらい簡単で、「開業freee」から開業届を出すだけです。
費用もかからず、時間も10分程度で終わります。
実際に独立した人の多くが「簡単すぎて拍子抜けした」「フリーランスになった実感がわかない」と言っています。(笑)
会社や学校を辞める
晴れて独立できたら、会社や学校を辞めましょう。
退職するなら、【退職代行ガーディアン】などの低コストの退職代行を使うのも1つの手です。退職の「手間」や「引き留め」を考えると、プロに任せてサクッと辞めてしまった方がスッキリしますよ。
Webライターが独立後も上手くやっていくコツ
クライアント目線で仕事をする
Webライターはクライアント目線で仕事をすることが大切です。理由は2つ。
- クライアントの意図が理解できるライターになれるから。
- クライアントから信頼されるライターになれるから。
- ディレクターや編集者へのキャリアアップにつながるから。
実際に筆者も、「クライアント目線」でライティングしていたら、単価が上がっていき、ひいては「ディレクターやりませんか?」とお声掛けをいただくことができました。
「くすのきさんはこちらの意図まで質問してから仕事してくれるので、記事の質も良く、仕事も進めやすいんです」と言われたときはとてもうれしかったのを覚えています。
Webライター以外の仕事にも挑戦する
Webライター以外の仕事に挑戦することで、単価を上げていくのも1つの道です。Webライターのキャリアアップ先としては主に以下があります。
- Webディレクター
- Webマーケター
- Webデザイナー
- ライター講師
- ブロガー
- Kindle作家
独立前の状態だとピンと来ないかもしれませんが、Webライターとして実績を積みながら、他の分野も勉強してみると良いですよ。
常に勉強する姿勢を忘れない
変化が激しいWebの世界で独立するなら、常に勉強する姿勢を忘れないことが大切です。
特に、SEOの傾向や、専門分野の最新情報は必ずチェックしましょう。
Webライティングにおいて「最新の情報を載せる」ことは、SEOの観点からも非常に重要です。
Webライティングにおいて欠かせないSEOについて、『Webライターなら「SEO」を知っておこう!執筆のポイントを解説』で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【まとめ】Webライターが独立するためには
今回は、Webライターとして独立するための手順やメリット・デメリットを紹介してきました。
Webライターとして独立するのは非常に簡単ですが、稼ぎ続けるライターになるには「プロのライターとしての自覚」が重要です。
「ライターとして食べていきたい」「時間も場所も縛られない働き方がしたい」という方は、ぜひこの記事の内容を参考にフリーランスを目指してみてくださいね。