私は、話すのがとにかく苦手です。会話でうまく伝えられなかったり、雑談が続かなかったり。 そんな自分に「社会不適合なのかも…」と感じています。来世はネコになりたいニャ。
ただ、そんな私でも、今は副業も含めて会話がほとんどいらない仕事で収入を得ています。
この記事では、「会話が苦手」でも無理せず働ける仕事や、その見つけ方について、自分の経験を交えてご紹介します。
会話が苦手な人が抱える仕事の悩みはそれぞれ
一緒くたに「会話が苦手」と言っても、人によってどんな会話が苦手なのか、パターンがあると思っています。
- 社内の雑談がしんどい
- 上司への報連相がしんどい
- お客様との打ち合わせがしんどい
- 急な電話がしんどい
- コミュ力で評価されるのがしんどい
(ちなみに私は全て当てはまります。内向型界の役満です。)
仕事では、話すことが避けられない場面が多くあります。 特に雑談や打ち合わせの場で「うまく返せない」「話が膨らまない」と感じる人にとっては、ただそこにいるだけで疲れてしまうこともあるでしょう。
また、「明るく元気な人が評価される」「自分から提案しないと置いていかれる」 そんな空気の職場では、無理して会話を盛り上げたり、自分を偽って振る舞わないといけないと感じてしまいます。
他にも、「会話は苦手ではないけど、気を使い過ぎて異常に疲弊する」「会話後の”1人反省会”でネガティブになる」など、その場はしのげるけど後からドッと疲れるタイプもいるでしょう。
「会話が苦手」な人に向いている仕事の特徴
「会話が苦手」とはいえ、コミュニケーション0でできる仕事はほぼありません。ですが、「会話が苦手でもなんとかなる仕事」はたくさんあります。
会話が苦手な人でも、力を発揮できる仕事には以下の共通点があります。
- 作業内容が明確で、1人で完結する
- チャットやメールなど、非対面のやり取りが中心
- 成果物で評価される
作業内容が明確で、1人で完結する
仕事内容がはっきりしていて、他人と相談しながら進める必要がない仕事は、安心感があります。指示が明確であるほど、ストレスが少なく取り組めます。
チャットやメールなど、非対面のやり取りが中心
話すよりも書く方が楽、という人にとっては、文章でのやり取りが中心となる仕事は非常にやりやすいです。最近はオンライン業務が増えており、非対面中心の仕事も選びやすくなっています。
成果物で評価される
会話力や人間関係ではなく、「納品したもの」「成果」で評価される仕事は、会話が苦手な人にとってフェアな環境と言えます。
転職エージェントにおすすめされた!会話が少ない仕事3選
私が実際に「会話が少なくてもいい仕事がしたいです」と転職エージェントに相談したときに、以下3つの職種をおすすめされました。
結果的に私はITエンジニアとして現在働いています。
- ITエンジニア
- 事務職・社内SE
- 製造業
ITエンジニア(社内SE)
「内向型はスペシャリストになれ」とよく言われますが、その技術力を身に付けられるのがITエンジニアという仕事です。
私は実際にITエンジニアとして働いていますが、職場を見ていると「この人静かだな」「雑談とか飲み会とか絶対参加しないよな」という人をちらほら見かけるので、内向型が選びがちな職業なのかもしれません。
ITエンジニアの中でも、営業のようなことをやらなければならない職場もあるため、求人の見極めは慎重に行いましょう。
特に転職エージェントにおすすめされたのは「社内SE」です。社内のITのお困りごとを解決する窓口となるため、社外とのやり取りはほぼありません。職場にもよりますが、チャットやメールでのやり取りが大半のため、会話が苦手な人には向いているでしょう。
事務職
事務職は皆さんも想像しやすいかもしれませんが、お客様と相対する必要がなく、打ち合わせもそれほど頻繁ではありません。「女性が多い」「給与が低いことが多い」という点を考慮して選びましょう。
製造業
製造業での黙々作業も転職エージェントにおすすめされた仕事です。「ITとか難しそうだし、興味もないな」という方は製造業が良いでしょう。
私も製造業の現場で働いた経験がありますが、ITエンジニアと同様に内向的な人がちらほら見られるため、会話が苦手でも引け目を感じることは少ないです。
製造業と言っても職種や仕事内容、業種は幅広いため、事前に自分に合いそうな仕事、合わなそうな仕事は調べておくことをおすすめします。
実際にやってみた!会話が少ない副業5選
続いて、私自身が試してみて、特にやりやすかった副業を紹介します。
Webライター
文章で伝える仕事なので、会話は最小限。クライアントとのやり取りもチャットやメールが中心で、必要なときだけのやり取りで済みます。
Webライターの中でも「取材ライター」などはコミュニケーション能力が必要かもしれませんが、そういった案件を避ければほぼ会話なしで進めることができます。
副業から始めて、フリーランスとして独立することも可能。実際に私も3年ほどフリーランスのWebライターとして活動していました。

データ入力・文字起こし
黙々とPC作業をする仕事です。ルールや手順が明確なため、慣れれば効率よく進められます。単純作業が苦でない人におすすめです。ただし、単価は低め。
ブログ・アフィリエイト運営
基本的に1人で完結するビジネスは会話が少ないですが、その中でもとっつきやすいのがブログ運営です。SEOや文章スキルを活かしながら、自分のペースで続けられます。軌道に乗ればストック型の収入にもなります。ただ、人によっては2年頑張っても無収入ということも…。
画像編集・動画編集
技術が必要ではありますが、成果物で評価される典型的な職種。やり取りもチャット中心で、納期を守れば自由度は高いです。最近では動画編集の需要が爆増しているため、波に乗れればすぐにでも稼げるでしょう。
副業エンジニア
専門性が必要となりますが、副業やフリーランスのエンジニアも仕事を選べば比較的コミュニケーションは少ないです。
私は本業で経験を積み副業エンジニアにチャレンジしてみましたが、まだまだ実力不足を感じるので、技術力のある人に限られますね。
仕事を選ぶときのコツ|会話以外の「強み」に注目する
「会話が苦手=仕事ができない」ではありません。 得意なことや、集中できることに目を向けることで、自分に合った働き方が見えてきます。
- 文章で伝える力がある → ライター、事務系
- 手順を守るのが得意 → データ作業、検品系
- 集中力がある → 編集、校正など
- 学習意欲がある→エンジニアなど専門職系
「人と話すのが苦手」よりも、「自分は何ならできそうか?」という視点が大事です。
まとめ|会話が苦手でも、“向いてる仕事”は見つかる
会話が苦手だからといって、仕事の選択肢が狭まるわけではありません。 むしろ、無理せず働ける環境が増えている今こそ、「自分に合った働き方」を選ぶチャンスです。
私自身、WebライターやITエンジニアという仕事に出会って「話さなくても評価される」安心感を得られました。
今の環境がしんどいと感じているなら、少し目線を変えてみると、世界が広がるかもしれません。