【2022年最新】Webライター向け確定申告のやり方|副業・専業どちらも解説

Webライター向け 確定申告のやり方を副業・専業どちらも解説 Webライターのスキルアップ
  • 副業Webライターの確定申告はどうすればいい?
  • 確定申告ってやらなきゃいけないの?
  • 確定申告って何から始めればいい?

こんな方に向けて今回は、Webライターの確定申告の方法をわかりやすく紹介していきます。

くすのきくん
くすのきくん

どうも、Webライターのくすのきです!

「どうせバレないだろ」と確定申告を怠ると、財産差し押さえの危険があるので、これを機会にしっかりと確定申告について理解しておきましょう。

確定申告は思ったよりも難しくありません。「確定申告が何なのかよくわからない」「何から始めればいいの?」という方はぜひ参考にしてくださいね。

Webライターに確定申告は必要?副業と専業で違う

結論から言うと、Webライターは「副業の場合は年間収入20万円を超えたら」「専業の場合は年間収入が48万円を超えたら」確定申告が必要です。

副業の場合

副業でWebライターをしている場合、「本業以外の所得が年間20万円以上」で確定申告が必要となります。

注意点としては、「Webライター以外の副業も合算して20万円以下」ということです。

専業の場合

Webライターを本業としている場合は、「年間の所得が48万円以上」確定申告が必要です。

※以前までは38万円でしたが、2020年1月より48万円に引き上げられました。

(参考:「国税庁 基礎控除額」)

こちらも、Webライターだけの収益ではなく、ブログやYouTubeなどをやっている場合はそれらの収益も合算します。

そもそも確定申告とは?

  • 確定申告とは1年間(1月1日~12月31日)の所得を申告すること
  • 確定申告は2月中旬から3月中旬までに申請する

確定申告とは1年間(1月1日~12月31日)の所得を申告すること

確定申告とは、1年間の所得を申告して国に納める税金を計算して国に納めるための手続きのことです。

会社員の場合はすべて会社が手続きしてくれ、給与から勝手に引いてくれるので、確定申告とは縁がありません。

ですが、副業をしている場合や個人事業主(フリーランス)の場合は自身の所得によって確定申告が必要となります。

確定申告は2月中旬から3月中旬までに申請する

確定申告は毎年2月中旬~3月中旬に、前年の所得を申告します。(コロナウイルスの影響で期間内の申告が難しい場合は、延長申請も可能)

期間内に申告をしないとペナルティが課せられる場合があるので、早めに確定申告をしておきましょう。

確定申告をする前に知っておくべきポイント

  • 白色申告と青色申告って?何が違う?
  • どこまで経費にできる?「家事按分(かじあんぶん)」とは?

白色申告と青色申告って?何が違う?

確定申告は白色申告と青色申告の2種類があります。

大きな違いは「節税効果」です。

青色申告だと以下のメリットがあります。

  • 最大65万円の控除が受けられる
  • 赤字を翌年から3年間繰り越せる
  • 家族への給与が必要経費になる

ただ、メリットが多い反面、「開業して青色申告承認申請書を提出しなければならない」「青色申告の方が複雑」などのデメリットもあります。

どこまで経費にできる?「家事按分(かじあんぶん)」とは?

確定申告の際に気になるポイントとして「どこまで経費にしていいの?」ということかと思います。

経費として扱えるものの基準としては「仕事に必要なもの」「仕事がなかったら買わないもの」です。

Webライターとして経費にできるものの例としては以下の通りです。

<Webライターの経費の例>

  • パソコン代
  • インターネットの通信料
  • 執筆に必要なソフトやガジェットの料金
  • 仕事用のデスクや椅子の料金
  • 仕事のために行ったカフェ代
  • コワーキングスペースの利用料
  • クライアントとの打ち合わせの交通費
  • ライティングに関する書籍や商材の料金
  • ライティングや事業に関するセミナーや講座の料金
  • ライターなどとの交際費

また、「家事按分(かじあんぶん)」という仕事とプライベートのどちらも利用している費用も経費になります。

例えば、自宅で仕事をしている場合の家賃、移動のための車やガソリン代などが当てはまります。

家事按分の場合は費用が100%経費になるのではなく、事業とプライベートの割合に応じて経費として計上します。

判断に迷う場合は税務署に相談するといいでしょう。

Webライターの確定申告のやり方

確定申告のやり方
  • 確定申告の準備をする
  • 今年度の売上と経費を計算する
  • 控除に必要な書類をそろえる
  • 確定申告書を作成する
  • 税務署に確定申告書を提出する

①確定申告の準備をする

  • 白色申告か青色申告か
  • 開業届を出すかどうか
  • 副業の場合は源泉徴収票を用意する

まずはどのような確定申告をするのかを決めましょう

白色申告にするのか青色申告にするのか、開業届は出すのかを決めましょう。

また、副業の場合は会社から源泉徴収票を用意しなければならないので、早めにもらいましょう。

②今年度の売上と経費を計算する

その年の1月1日から12月31日までに発生した売り上げと経費を計算していきます。

売り上げを計上するのは「売り上げが確定した日」なので、もし年明けに売上金が振り込まれても、年内に納品しているのであればその年の売り上げで計上しましょう。

また、経費を計上するために領収書は封筒などに入れて保管しておきましょう。

くすのきくん
くすのきくん

「1年間の売り上げと経費を計上するなんて大変だよ!」と感じるかもしれませんが、日々帳簿をつけていけばそれほど大変ではありません。

また、帳簿や確定申告の手間を減らしたい場合は「会計ソフト」を利用しましょう。

筆者は「やよいの青色申告オンライン」で帳簿・確定申告をしています。使いやすいだけでなく、白色申告の場合は無料で利用できるのでおすすめです!

③控除に必要な書類をそろえる

控除とは、所得から差し引くことができる項目です。

副業や個人事業主の方はこの控除を上手く利用して節税をしています。

ふるさと納税やiDeCo、生命保険料など、さまざまな控除があるので、控除証明書の書類を揃えて保管しておきましょう。

④確定申告書を作成する

確定申告書の作成方法は主に3つです。

確定申告の際の注意点として、副業で会社にバレたくない場合は住民税の支払い方法を「自分で納付」にしましょう。

そうすることで、確定申告しても会社にバレずに済みます。

⑤税務署に確定申告書を提出する

あとは期間内(2月中旬~3月中旬)に提出しましょう

確定申告は

  • 税務署に直接持ち込み
  • 郵送による提出
  • e-taxによる電子申告

の3つの方法があります。

おすすめは電子申告です。電子申告にすることで、青色申告の場合は10万円の差が出ます。

Webライターが確定申告をする際の注意点

確定申告をする際の注意点
  • 領収書や必要書類を保管し、日々帳簿をつける
  • 青色申告する場合は事前に書面提出が必要
  • 会社に副業がバレたくない場合は、住民税「自分で納付」を選択する
  • わからないことは税務署に確認する
  • 期間内に申告する

領収書や必要書類を保管し、日々帳簿をつける

領収書や請求書、控除等の書類は必ず保管しましょう。

白色申告の場合は帳簿が7年間、領収書などは5年間の保存期間が定められています。

また、確定申告の時期になってから慌てるのではなく、日々帳簿をつけることが大切です。

青色申告する場合は事前に申請が必要

青色申告は最大65万円の控除を受けられますが、事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出しなければなりません。

また、青色申告は複式簿記でなければならないなどのデメリットもあります。

ただ、青色申告は「やよいの青色申告オンライン」などの会計ソフトを使うことで、知識がなくても問題なく申請できます。この機会に登録してみてもいいかもしれません。

会社に副業がバレたくない場合は、住民税「自分で納付」を選択する

会社に副業がバレたくない方は、住民税の納付方法を「自分で納付」にしましょう。

会社に副業がバレる要因は「住民税」です。

住民税の納付方法には十分に注意しましょう。

わからないことは税務署に確認する

確定申告は経験したことがない人にとっては複雑に感じるでしょう。

わからないことがあれば迷わずに税務署に相談しましょう。

税務署は確定申告を優しくサポートしてくれるので、管轄の税務署を頼りつつ、抜けや漏れのない確定申告をしましょう。

期間内に必ず申告する

期間内に必ず申告しましょう。

期間を過ぎてしまうとペナルティが課せられる場合もあります。

また、申告漏れや脱税は財産が差し押さえられる可能性があるので、Webライターとして収入が一定以上ある場合は必ず申告しましょう。

Webライターは開業届を出すべき?

Webライターをしていると、開業届を出すべきか悩むかと思います。

ここでは、Webライターが開業届を出すメリット・デメリットを紹介していきます。

Webライターが開業届を出すメリットは「青色申告控除」

青色申告ができ、節税になることです。

帳簿作成は難しくなりますが、「65万円の控除」はかなり大きな節税になるでしょう。

Webライターが開業届を出すデメリット

失業保険が受けられなくなることがデメリットです。

開業届を出すと「個人事業主」となるので、「就職する意志がない」とみなされて失業保険が受けられなくなる可能性があります。

Webライターができる節税対策のポイント

節税対策のポイント
  • 経費で計上できるように管理する(使いすぎには注意)
  • ふるさと納税やiDeCoなど、控除を使う
  • 青色申告にする

節税のポイントについて下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

Webライターが確定申告や税金について学ぶのにおすすめの本

フリーランスとして食べていくなら、読んでみてください。

くすのきくん
くすのきくん

筆者もこの本1冊でフリーランスの税金について学びました。

Webライターやフリーランスの方は「新聞図書費」として経費に計上できるので、この機会に購入してみてもいいかもしれません。

まとめ:Webライターの確定申告は早め早めに準備しよう

今回はWebライターの確定申告について解説してきました。

Webライターの確定申告は早め早めに行い、期間内に申告できるように準備しておくことが大切です。

ぜひこの記事を参考に、確定申告を進めてみてくださいね。

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