- Webライターを始めたけど、税金とか確定申告とか何もわからない!
- 経費?帳簿?どうすればいいの?
といった不安を抱えていませんか?
私も初めのころ、お金について漠然と不安を抱えていました。1年目の確定申告は、提出がギリギリになったり、多めに税金を取られたり、大失敗したのを覚えています。
この記事では、副業やフリーランスでWebライターをしている方に向けて、税金や経費、確定申告など、『お金に関すること』を解説していきます。
最後まで読めば、Webライターの『税金』『お金』の全てがわかります。
筆者のような損をしないためにも、ぜひ目を通してくださいね。
【Webライターが損しないために】支払う税金を知っておこう
Webライターが支払う税金は基本的に「所得税」「住民税」の2つです。これは、個人事業主も副業の方も変わりません。
個人事業主の場合、上記2つに加えて「個人事業税」と「消費税」もありますが、文筆業であるWebライターは、「個人事業税」を支払う必要がありません。「消費税」は売上が1,000万円以上の場合に対象となるので、多くのWebライターは対象外です。
税金 | 課税対象 | 支払う金額 |
---|---|---|
所得税 | 所得が38万円以上 | 累進課税(所得が上がれば上がるほど税率が高くなる) |
住民税 | すべての人に支払う義務あり | 所得割額+均等割額 |
個人事業税 | 70種の業種のみ課税対象 | 3%~5%の税率 |
消費税 | 開業後2年以上経過しており、課税売上が1,000万円を超えた場合のみ | 消費税率(10%) |
これらに加えて、個人事業主の場合は社会保険料として「国民健康保険料」と「国民年金」の2つを支払うことが義務となっています。
社会保険料 | 対象 | 支払う金額 |
---|---|---|
国民健康保険料 | 自営業やフリーランス | 住んでいる都道府県・所得額によって異なる |
国民年金 | 会社員や公務員以外が支払う年金 | 1カ月当たり16,590円(令和4年度) |
「自分がいくら税金を払うのかな?」と気になる方は、税金シミュレーションで確認してみましょう。
【Webライターが損しないために】知っておきたいお金の用語
税金関係の用語を理解しておきましょう。
「源泉徴収」ってなに?
源泉徴収とは、「報酬からおおよその所得税をあらかじめ引いておくこと」で、報酬の10.21%があらかじめ天引きされる仕組みです。
クライアントによって源泉徴収をする場合としない場合があります。契約を確認したうえで、源泉徴収をする場合は、請求書に源泉徴収税の項目を記載しましょう。
あらかじめ税金を払っているけど、多めに払っている場合もあるのでは?損してないの?!
と、疑問に思うかもしれませんが、安心してください。多めに払った所得税は、確定申告で戻ってきます。
「確定申告」ってなに?
確定申告とは、支払う税金を確定させるために1年間の売上や経費を税務署に申告することです。
毎年2月中旬~3月中旬に、前年(1月1日~12月31日)分の申告します。不足した税金を支払うだけでなく、払い過ぎた源泉徴収が戻ってくることもあるので、必ず申告しましょう。
確定申告には、「青色申告」と「白色申告」があります。青色のほうが申告が難しいですが、節税の面でかなりお得です。
青色申告をするためには事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出が必要です。
「開業freee」から10分程度で簡単に書類作成・提出ができるので、税金を抑えたい方は忘れないうちにやっておきましょう。
「売上」「経費」「控除」「所得」ってなに?
- 「売上」・・・個人事業として得られた報酬のこと
- 「経費」・・・事業のためにかかった費用のこと
- 「控除」・・・国が用意している節税のためのお得な制度のこと
- 「所得」・・・売上から経費と控除を引いた金額のこと
Webライターが支払う税金や社会保険料のうち、「所得税」「住民税」「国民健康保険料」などは所得額によって支払額が決まります。
これら4つの金額を把握しながら、いかに支払う所得額を抑えるかが節税のポイントです。
【Webライターが損しないために】今すぐできる節税のポイント
節税のためには「所得額を抑える」ことが重要です。
ですが、売上を減らすのは本末転倒。
なので、「いかに経費と控除を大きくするか」が節税のカギです。経費と控除で差し引く金額が多ければ多いほど、節税になります。
ここでは、今すぐできる節税のポイントを紹介しています。ぜひ実践して、支払う税金を少しでも抑えてくださいね!
節税のポイント①青色申告をする
青色申告をすることで、最大65万円が控除になります。
- 白色申告:10万円控除
- 青色申告(書類提出):55万円控除
- 青色申告(電子申請、e-tax):65万円控除
これがどれくらいの節税になるかというと、例えば個人事業主で年間所得が200万円の場合、青色申告をすることで約15万円の節税となります。
大きな節税になる青色申告ですが、青色申告をするためには事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出が必要です。
「開業freee」から10分程度で簡単に書類作成・提出ができるので、税金を抑えたい方は忘れないうちにやっておきましょう。
節税のポイント②日々の経費を計上する
経費とは、事業のために使った費用のことです。経費の額が多ければ多いほど、所得額が下がり節税になります。
支払う税金を抑えるためにも、「経費や売上を日々しっかりと計上しておく」ことが大切です。
経費や売上の管理はどうすればいいの?
と、お悩みの方には、青色申告に必要な複式簿記を初心者でも簡単にできる「やよいの青色申告オンライン」がおすすめです。
クレジットカードや銀行口座と連携して自動で読み込んでくれるので、経費の管理も簡単。正直、使わない手はありません。
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筆者が初めて確定申告をしたときは、提出期限の直前で慌ててレシートをかき集めながら計上していました。定期的に計上していれば、もっと経費として計上できて、もっと節税できただろうなと、後悔しています。
Webライターがよく使用する経費を一覧で紹介します。
勘定科目 | 項目 |
---|---|
消耗品費 事務用品費 | 文房具やガジェット(PCやマウス)など |
新聞図書費 | 参考にした雑誌や勉強のために買った書籍など |
通信費 | スマホ、インターネット代、コミュニケーションツールの利用料など |
会議費 | 打ち合わせの場所代(カフェ代や会議室の利用料) |
雑費 | 作業のために行ったカフェの代金 |
交通費 | 仕事関係の移動で発生した交通費 |
外注費 | 外注先に支払った料金 |
交際費 | 仕事関係の人との食事代など |
他にも「家事按分」といって、仕事場が自宅の場合は家賃や光熱費を事業で使用する比率分のみ経費として計上できます。
節税のポイント③控除がないかチェックする
控除とは、国が用意している節税のためのお得な制度のことです。
控除ができるのに使わないのはもったいないので、該当する控除がないかチェックしておきましょう。
控除 | 内容 |
---|---|
雑損控除 | 災害、盗難など、生活上の資産に被害があった場合に受けられる控除 |
医療費控除 | 1年間に支払った医療費が10万円以上か、所得金額の5%以上の人が受けられる控除。 |
社会保険料控除 | 健康保険料、国民年金保険料などの社会保険料を1年間支払った場合、その全額を控除。 |
小規模企業共済等掛金控除 | 小規模企業共済や、個人型の確定拠出年金などの掛け金の全額が控除。 |
生命保険控除 | 生命保険や介護医療保険、個人年金保険に加入している場合、一定の金額が控除。 |
地震保険料控除 | 地震保険に加入している場合、一定の金額が控除。 |
寄附金控除 | ふるさと納税など、国や地方公共団体、認定NPOに寄付した場合に受けられる控除。 |
障害者控除 | 自身や扶養家族が障害者である場合に受けられる控除。 |
寡婦(寡夫)控除 | 夫や妻と死別または離婚して、扶養している親族がいる場合に受けられる27万円の控除。 |
ひとり親控除 | 納税者がひとり親であるときに適用される35万円の控除。 |
勤労学生控除 | 中学高校大学、もしくは指定された専門学校に通う学生が受けられる27万円の控除。 |
配偶者控除 | 配偶者の所得合計が48万円以下の場合に受けられる控除。 |
配偶者特別控除 | 自身の所得が1000万円以下で、配偶者の合計所得が48万円以上133万円未満であれば受けられる特別控除。 |
扶養控除 | 16歳以上の扶養している家族がいる場合に受けられる控除。 |
基礎控除 | 誰でも受けられる48万円の控除。 |
控除を差し引くか差し引かないかで、納税額には大きな差が出ます。該当するものがないか必ずチェックしましょう。
さらに税金に詳しくなりたい方におすすめの本
筆者が個人事業主の税金について、1番参考にした本がこちらです。
マンガなのでとっつきやすいし、右も左もわからない人から、少しわかっている人まで使える本だと思います。
フリーランスの方や、フリーランスを目指している方なら、手元に1冊置いておくと安心ですよ。
【税金以外も】Webライターのお金の不安あるある
Webライターは税金以外にもお金の不安はつきものかと思います。
ここでは、Webライターのお金の不安あるあると解決法を見ていきましょう。
食べていけるの?
Webライターを始めたばかりだと、単価も低く、効率も良くないので、食べていけない時期があります。
ですが、Webライターは実績と経験を着実に積んでいけば必ず食べていけるようになります。大切なのは「食べていけない時期を乗り越える財力と胆力」です。
Webライターとして食べていくための方法は下記の記事で詳しく解説しています。
支払いが間に合わない!
Webライターの報酬は、納品の1カ月後や2か月後になることがほとんどです。
「請求書を発行してから振り込まれるまでが長い」
「2カ月も振り込みを待てない」
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将来性が不安
「Webライターに将来性はあるの?」と不安に感じている人も多いかと思いますが、安心してください。
Webライターの8割が「Webライターに将来性があると思う」と回答しています。
しっかりとスキルと実績を積めば、今後も長く活躍できるWebライターになれますよ!
もっと仕事がほしい
Webライターとして安定した収入を手に入れるためには、仕事量を安定させる必要があります。
「もっと仕事がほしい」
「単発案件ばかり。継続案件がほしい」
こういった場合、さまざまなWebライターの仕事の取り方を知っておくと良いでしょう。
特に、クラウドソーシング以外の「SNS」や「フリーランスエージェント」から仕事が取れると、単価の高い継続案件が見込めます。
Webライターの仕事の取り方については、下記の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
【まとめ】お金で損しないWebライターになろう!
今回はWebライターの税金の事情を中心に解説してきました。せっかく稼いだお金が税金に消えていくのは寂しいですが、しっかりと対策すれば。大きく節税することも可能です。
ぜひこの記事の内容を参考に、賢く節税していきましょう!