- 電子書籍の出版が気になる!
- 自分でKindle出版するのって難しいのかな?
Kindle出版はめっちゃ簡単ですよ!
私は先日、Webライター向けのKindleを出版しましたが、「こんな簡単に出版できるの?!」と驚きました。
自費出版とは言え、電子書籍なので費用もほとんどかかりません。
この記事では、筆者がKindle自費出版して感じたメリット・デメリットや、かかった手間と費用を解説していきます。
ちなみに、筆者が出版したKindleはこちらです。Kindle Unlimitedに登録すれば、初めて利用される方は2カ月間計99円で読めます。
どんなKindle本を自費出版した?
筆者が出したKindle本はこちらです。
表紙
筆者が出版したKindle本の表紙はこんな感じです。
こちらの表紙は「ココナラ」でデザイナーさんに外注しました。外注費は3,500円くらい。手間はデザイナーさんへの発注依頼を考えるだけで、30分程度でした。
内容
内容は「挫折しそう、一歩を踏み出せない、という方向けのWebライター攻略本」です。
筆者がWebライターの活動を通して「こうした方が良かったよ!」「こういう理由で挫折する人が多いから注意して!」など、感じたことをそのまま内容にしています。
そのため、取材したり調査したりといった手間はなく、ただただひたすら文字を書きました。
文字数
文字数は4万字程度でした。これは少し多めです。
Kindle本は紙の書籍と違ってラフに読むので、だいたい1万文字~3万文字が妥当だそうです。
ちなみに、文字数に制限はありませんので、少なすぎても多すぎても問題なく出版できます。
価格
価格は480円に設定しました。他の競合のKindleよりも少し安めにしています。
また、多くの人に読んでほしいのでKindle Unlimitedに登録すれば無料で読めるようにしています。
なぜ自費出版しようと思った?Kindle作成に至った経緯
私は「ぱんだ@正直者Webライター」という名前で、挫折しちゃうライター、困ってるライターの手助けになりたくて日頃ツイートしています。
ですが、Twitterは「タイムライン」なので、時間が経つと埋もれてしまいます。
「いつでも見れる『攻略本』という形で残したいな」と思い、Kindleを出版しました。
Kindle自費出版をしてみて感じたメリット・デメリット
Kindle自費出版をしてみて感じたメリット
メリット①費用がかからない
Kindle出版には費用がかかりません。紙の書籍と違って「在庫」という概念も、「赤字」という概念もありません。
ただ、「質の良い書籍にしたい」「自分1人では書籍完成が難しい」という場合は、Kindle出版スクールや表紙デザインの外注費、ライティングの外注費などがかかる場合もあります。
とは言え、出版するための初期費用はほとんどかからないので、リスクがないのが魅力です。
メリット②やろうと思えば出版できちゃう
Kindleは、やろうと思えば誰でも出版できます。
「読まれるか読まれないか」「クオリティはどうか」といったところを抜きにすると、どんな内容でも出版できるのが特徴です。
自分で作るのであれば費用はかかりませんし、コネがなくてもすべて自分で作成から出版までを完了させられます。
メリット③出版をお祝いしてくれる
Twitterで「出版しました!」とツイートしたところ、多くの人から「おめでとうございます!」という声をいただきました。
筆者は出版までに2~3カ月ほどかかったので、その頑張りをお祝いしてもらえるて達成感を得られました。
メリット④感想やレビューをもらえるのが嬉しい
Kindleを読んだ人から感想やレビューがもらえると、「書いてよかった!」と嬉しい気持ちになります。
ブログやSNSでも感想をもらうことがありますが、Kindleは手間がかかる分「熱い感想」をもらえるので、一味違った嬉しさがあります。
↓実際にいただいた1つ目のレビューです。
最初にレビューがついたときは「読んでくれた!」「感想をもらえた!」と、すごく喜びました。
Kindle自費出版をしてみて感じたデメリット
デメリット①読まれるか不安
出版してすぐは、「読まれるかな」「こんなに頑張って、批判が来たらどうしよう」と、大きな不安に襲われました。
最初の感想をもらえるまでは、パソコンとスマホから目が離せませんでした。
ブログやSNSの投稿よりも手間をかけている分、「コケたらどうしよう」という気持ちが強いですね。
デメリット②知名度や権威がないと売れない
Kindleは知名度や権威がないとなかなか見てもらえません。
わたしは、ありがたいことにTwitterのフォロワーが約4,000人いたので、なんとか読んでもらえていますが、それでも著名人などと比べると月とスッポンです。
これからKindle出版を考えているのであれば、SNSを育てたり、知名度を高めるのがおすすめです。
デメリット③執筆には時間がかかる
執筆する文字数にもよりますが、どうしても時間がかかります。
筆者は4万文字を書くのに、修正や見直しも含めて40時間~50時間かかりました。
Webライターでも1時間に800文字~1,000文字かかっているので、普段執筆に慣れていない方はもっと時間がかかると思っておいた方がいいかもしれません。
Kindle自費出版に必要なものは?出版するまでの流れ
Kindle自費出版するまでの流れ①原稿を作成する
Kindle出版の核であり、最も時間がかかる工程が「原稿作成」です。
筆者はこの手順で原稿作成をしました。
- テーマ決め
- 構成作成
- 本文を執筆
テーマは「挫折しそうなWebライターに向けた『攻略本』」です。このテーマに向けて、構成を作り、Wordで本文を執筆していきました。
原稿の文字数としては約4万文字でした。4万文字書くのはかなり手間で、合計で40時間~50時間くらいかかっていたと思います。
Kindle自費出版するまでの流れ②表紙を作る
原稿が完成したら、表紙を作成します。表紙は読者の購入の決め手ですので、できればデザイナーさんに外注するのがおすすめです。
こちらの表紙は「ココナラ」でデザイナーさんに外注しました。外注費は3,500円くらい。手間はデザイナーさんへの発注依頼・修正依頼を考えるだけで、計1時間程度でした。
筆者がデザイナーさんに外注した手順は以下の通りです。
デザイナーさんへの最初の依頼は、Canva(画像制作サービス)で「なんとなくこんな感じ」というデザインを自分で作成しました。
いいデザイナーさんだったので、依頼した次の日には案が届き、すぐ修正依頼を出して、次の日には修正後の完成品が届きました。
自分で作った案と完成品を比べると、クオリティが段違いなのがわかりますね。
Kindle自費出版するまでの流れ③KDPに入稿する
Wordで書籍が書け、表紙も完成したら、KDPというAmazonのサービスから入稿します。
入稿の際には、「スマホやタブレットで上手く表示されるか」「料金はいくらにするか」「カテゴリーの設定」などを行います。
初めてだったので手こずりましたが、調べながらやって3時間くらいでできました。
入稿が完了すると、72時間以内に審査の結果が出て、出版完了です。
筆者の場合、審査は思ったより早く、18時30分ごろに入稿したらその日の21時には発売されていました。
実際にKindle自費出版にかかった費用
筆者がKindle出版にかかった費用は表紙の外注費のみです。
表紙のデザインは3,000円~5,000円で外注できます。筆者は4,000円くらいで作成してもらいました。
実際にココナラで「Kindle 表紙」を検索するとこんな検索結果が出ます。
Kindle自費出版の印税は?初月は2万円の印税収入
Kindle出版する際の印税割合はこんな感じです。
- 普通に販売する場合:販売価格の35%
- KDPセレクトに登録した場合:販売価格の70%
- Kindle Unlimitedで読まれた場合:1ページあたり0.5円程度
筆者の場合、70%に設定しているので、480円のKindleが1冊売れると336円の印税が入ります。
私のKindle出版の初月の収益は推定で2万円程度でした!
そこから印税収入は右肩下がりですが、販売1年後の今でも月に2,000円程度の印税が入っています。
Kindle売れ筋ランキング1位を獲得しました!
出版直後に無料キャンペーンを行ったところ、総合売れ筋ランキングで1位を獲得することができました!
SNSで告知をしたところ多くの方に拡散していただくことができたので、自費出版する際にはSNSとの連携が売り上げを伸ばすポイントになりそうです。
結論:Kindleの自費出版は思ったより簡単だった!
結論、Kindle出版は思ったよりも簡単でした、自分の経験を書籍にしただけで、費用も表紙の外注費4,000円しかかかりません。
ですが、「売れるかなぁ」「批判されないかなぁ」という不安は付きまといます。
Kindleの自費出版は、やろうと思えば誰でも出版できます。チャレンジしてみたい方はリスクがありませんので、ぜひやってみてください!