内向型であることに自信を持つ!強みを武器に胸を張って生きるには?

生きづらさから抜け出す

思えば、私の人生は内向型な性格との戦いでした。

人前で話すのが苦手、それどころか人と話すこと自体が苦手で、どんなに親しい人と会ってもエネルギーを消耗し、家で1人になるとほっとする毎日でした。

「こんな自分じゃダメだ」と感じては、外交的になろうと努力し、挫折し、心をへし折られ、自分のことが嫌いになる。そんな繰り返しでした。

しかし、少しずつ内向型である自分を受け入れていくことで、「1つのことに集中し、突き詰める能力がある」と感じられるようになり、自分の性格が「弱点」ではなく「強み」だと気づけるようになりました。

この記事では、内向型の人が自分の強みを発見し、それを誇れるようになる方法についてお伝えします。自分自身を受け入れ、胸を張って生きられるヒントを見つけてみませんか?

内向型の強みとは?

「最高の思考は孤独の中でなされます」

こんな明言を残したのは、発明家のトーマスエジソンです。

結論から言うと、内向型の特徴としては思慮深さ、観察力、繊細さ、集中力などがあります。

この記事を読んでいる内向型のあなたは、こういった経験があるのではないでしょうか

  • 周りに流されずに黙々と受験勉強をしていた
  • 資料作成や事務作業は時間を忘れて集中できる
  • 1人で楽しめる趣味がある

これらは、内向型の人にとっては「当たり前」かもしれませんが、これらが実は「強み」なのです。


内向型の人が強みに自信を持てない理由

内向型の強みは、自分では気づきにくいものです。

内向型の強みを見てみて、「本当にそれが強み?」「集中力といっても、自分よりも優れている人がいるしなぁ」「その強みを活かす方法がないよ」と感じている人も多いかと思います。

私も以前は、内向型向けの本をどれだけ読んでも「そんな強み、自分にはないよ」と思っていました。

内向型の強みに自信を持てない理由は主に3つあります。

  • 社会の価値観が「外向型」を重視している
  • 自分の特性を過小評価してしまう
  • 過去の経験からくる否定的な思い込み

強みに自信を持てない理由①社会の価値観が「外向型」を重視している

現代社会では、積極性や社交性といった外向型の特性が成功の鍵とされることが多いです。

そのため、内向型の人は「自分には足りない部分が多い」と感じやすくなります。

特に、プレゼンテーションやチームでの意見交換が求められる場面では、できるだけ空気と一体化することに努めてしまいますよね(私だけかもしれませんが…)

強みに自信を持てない理由②自分の特性を過小評価してしまう

内向型の人は、他者との比較で自分を過小評価しがちです。「自分は目立つことが苦手だから」「リーダーシップを取れないから」といった考えが、自分の強みを見えにくくしてしまいます。

さらに、「当たり前」と思っている自分の特性が、実は”他者にはない能力”であることに気づいていません。

例えば、同僚から「黙々と作業してくれてありがとう」と言われても、「仕事だし当たり前でしょ」「社交辞令だ」と感じていませんか?

内向型の人はその性格も相まって、謙遜して自分を過小評価しているのです。

強みに自信を持てない理由③過去の経験からくる否定的な思い込み

学生時代や職場での経験が原因で、「内向型だから優秀じゃない」と思い込んでしまう人も多いのではないでしょうか。

例えば、グループ活動で意見を求められた際にうまく発言できなかった経験が、自己評価を下げる原因になることがあります。

自己評価が下がることで、本当に得意なことでも「自分より上がいる」「自分はどうせ能力が低い」と思い込んでしまいがちです。

「自分を過大評価しろ!ポジティブになれ!君は太陽だ!!」とは言いません。ですが、あなたには苦手なことがある半面で、素敵な能力があることも忘れないでほしいです。


内向型の強みを「自信」に変える方法

強みを自覚しにくい内向型の人だからこそ、強みに自信を持つだけで胸を張って生きられるようになると、私は考えています。

では、内向型の強みを自信に変えるにはどうすればいいのでしょうか。

強みを自信にする方法①できないことを諦める

内向型の特徴として「失敗を許さない」「なんでも上手くできなきゃいけない」といういわゆる”完璧主義”的な部分があるかと思います。

そんな「何でもできるようにならなければならない」というプレッシャーを手放しましょう。外交的な場面で無理に自分を合わせようとするのではなく、できないことを受け入れることも重要です。

たとえば、社交的な場所が苦手なら、それを避ける代わりに自分が得意な1対1の関係構築に力を注ぐなどです。

自分に合わないことを諦めることで、エネルギーを自分の強みを伸ばすことに集中できるでしょう。

私の場合は、対面や電話でのリアルタイムな会話が苦手なため、それらを諦めてできるだけメールやチャットでのやり取りをしています。(社会人失格?知らんがな。くらいのメンタルが大切かもしれません笑)

強みを自信にする方法②「自信を持つ=ポジティブ」ではないことを知る

「自信」という言葉から、「常にポジティブでなければならない」と感じる人も多いかもしれません。しかし、自信を持つことは必ずしもポジティブであることを意味しません

たとえば、「自分には苦手なこともあるけれど、得意な部分もある」という冷静な自己認識こそが、本当の自信につながります。

内向型の特性を理解し、「できること」と「できないこと」をしっかり見極めることで、自分をありのままに受け入れる土台ができるでしょう。

変えられるものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる冷静さを、そして両者を識別する知恵を与えたまえ

-二ーバーの祈り

強みを自信にする方法③他人との比較で自分を測ることをやめる

内向型の特性は外向型の人の特性と同じ尺度で測れるものではありません。

そこで、「強みは他人より優れているからこそ強みと言える」という思い込みをやめてみませんか。

強みの定義を「自然とできること」「苦しまずにできること」「自分が比較的楽にできること」に変えるだけで、強みを強みとして受け入れることができます。

他人と比較したら際限がありません。

「短距離走が速い」という強みを持つ人はウサイン・ボルトただ1人になってしまいます。

「サッカーが上手い」という強みを持つ人はメッシだけになってしまいます。

「怠けるのが得意」という強みを持つのは世界で私ただ1人になるでしょう。

そんなわけないですよね?

強みを他人との比較で測っていては、世界一を取らない限り強みと言えなくなってしまうのです

強みを自信にする方法④強みを活かせる環境に移る

他人と比較しないことは重要ですが、われわれ人間は簡単には他人との比較をやめられません。

そのため、強みを活かせる環境に身を置くことで、自信にする方法もあります。

外向型の人と自分を比較して劣等感を抱く必要はありません。内向型が輝ける場所で、内向型のペースを尊重し、自分に合ったやり方を見つけることが大切です。

具体的な例:創造的な仕事、分析力が求められる職場、1対1の人間関係など。

私の場合は、フリーランスのWebライターとなることで、職場の人間関係や他人との交流を最小限にして働いています。


内向型を誇る生き方が、あなたの人生を変える

内向型であることは、決して弱点ではありません。それどころか、あなたにしかない強みの源です。自分の特性を知り、活かすことで、より自分らしい人生を歩むことができます。

あなたの内向型の特性は、間違いなく他の誰にもない大切な価値です。どうかそれを誇りに思い、自信を持って進んでください。

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